病院の概要

院長ごあいさつ

院長 藤原 英利

病院長

国立病院機構兵庫中央病院のホームページをご覧いただき、誠にありがとうございます。

 「猛暑」の上に「酷暑」まで用意され本当に厳しい夏でございましたが、みなさまにおかれましては、ご健勝のこととお喜び申し上げます。また、日頃より地域連携という形で兵庫中央病院の運営にご協力いただき、心より感謝申し上げます。
 本当に目に見えて自然災害が多くなっており、7月28日には再び熊本で大きな地震が起きてしまいました。被災されました皆さまには心よりお見舞いを申し上げるとともに、1日でも早い復興をお祈りいたします。
 国立病院機構熊本南病院は今回の地震の震源地の熊本県宇城市にあり、大きな被害を受けているのはニュースなどでご存じの方も多いかと存じます。地震により建物の損傷や電気水道などのライフラインの途絶を受けて、再び大きな余震があれば、入院患者さんの命を守れないと判断され、入院患者さん127名を翌日までにすべて安全な病院へ転院されております。危機迫る中で重大な判断をされた 高橋院長先生をはじめ、大変な作業を夜を徹してされたスタッフの方々、また、その患者さんを受け入れてくれた周囲の病院の皆さま、搬送を担ってくれた消防関係の方のご苦労を考えますと、本当に医療に携わる者として感謝の想いしかございません。10年前の地震を教訓に日ごろから準備されていたからこその賜物としか申し上げられません。
 阪神淡路大震災より31年が経過して、はっきりした地震の記憶を持たないスタッフも多くなってきており、自然災害は起こるものとして準備を怠らないようにしていきたいという思いを強くいたしました。
 私たち兵庫中央病院は国立病院機構発足時より、神経・筋難病、筋ジストロフィー、重症心身障がい、結核など、一般病院では治療継続が困難な疾患を対象としたセーフティーネット系医療を中心に提供してまいりました。これらの分野では、兵庫県下における専門医療の拠点病院として広く認知され、高い信頼をいただいているものと自負しております。また、認知症疾患医療センター、消化器センター、糖尿病センターを開設し、ものわすれ外来や肥満外来など、一般の皆さまの診断・治療にも力を入れております。さらに、兵庫県のがん拠点病院に準ずる病院としてがん診療にも積極的に取り組むとともに、脳卒中や大腿骨頸部骨折の地域連携パスを通じて近隣医療機関との連携を深め、地域医療の発展にも大きく貢献しております。
 当院は、紹介受診重点医療機関として、「医療資源を重点的に活用する外来」を地域で基幹的に担う医療機関に認定されています。患者さんには、まず地域の「かかりつけ医機能を担う医療機関」を受診していただき、必要に応じて紹介を受けて当院を受診していただきます。そして、病状が安定した後には地域の医療機関へ逆紹介し、継続的な診療を受けていただく仕組みとなっております。なお、紹介状をお持ちでない場合には追加のご負担をお願いすることになりますので、ぜひ紹介状をご持参のうえ受診いただきますようお願いいたします。
 今後は、いわゆる2040年問題として、人口減少と高齢化の進行に伴い、医療提供体制へのさらなる備えが必要になるといわれています。当院では病院での診療だけでなく、訪問看護ステーションや訪問リハビリテーションなど、患者さんのもとへ伺う医療体制の充実にも努めてまいります。そして、一般医療(内科・外科)の機能を併せ持ちながら、セーフティーネット系医療の一翼を担う病院として、「中央病院」の名に恥じることなく兵庫県下の中心的病院であり続けたいと考えております。また、スタッフ一人ひとりが働く喜びを実感できる医療機関となることで、当院をご利用いただくすべての方々に、サイエンス・アート(科学・技と心)の医療を提供してまいります。  地域の皆さまから信頼され、期待される兵庫中央病院であり続けるため、地震に代表される自然災害、さらにはパンデミックについても「起こり得るもの」との認識を持ち、不断の備えと対応に努めてまいります。まずは10月に予定されております受電設備の法定点検において自家発電装置の稼働をしっかり確認させていただく所存でございます。今後とも変わらぬご支援、ご協力を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。


令和8年9月  兵庫中央病院 院長 藤原英利

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