病院の概要

院長ごあいさつ

院長 藤原 英利

 今年も梅雨が早くあけて猛暑というのが当たり前になってきた夏を迎えておりますが、みなさまがたにおかれましてはご健勝のこととお喜び申し上げます。地域連携というかたちで私ども兵庫中央病院の運営にご協力いただきありがとうございます。
現在「いのち輝く未来社会のデザイン」をテーマに2025大阪・関西万博が開催されております。皆さまはもうご覧になりましたでしょうか。いのちをテーマにしておりわれわれ医療者にはなじみやすい展示が多くあります。大阪ヘルスケア館やパソナ館にiPS細胞の心筋シートやミニ心臓があり動いている姿を見ることができます。石黒教授のいのちの未来館はアンドロイドの進歩で人間の死生観が変わる哲学的な展示で天才が科学を極めたら哲学になるのかと教えられます。英国館は医療者にはおなじみの薬剤メーカーがスポンサーになっているようです。タイやインド(バーラタ)館では伝統的医療の展示もあり興味深く見ることができます。ただこれからは、大屋根はあるものの厳しい夏の開催です。暑さ対策だけはしっかりして、無理せず新しい発見を楽しんでください。
私ども兵庫中央病院は、国立病院機構発足時よりセーフティーネット系医療(神経・筋難病、筋ジストロフィー、重症心身障がい、結核など一般病院では治療継続が困難な疾患)を中心に医療を提供してまいりました。これらの分野においては専門医療を行う兵庫県下の拠点病院として広く認知され、広く内外からの信頼を得ているものと自負しております。一方、認知症センター、消化器センター、糖尿病センターを開設して、一般の方の診断治療にも重点を置いております。
当院は、紹介受診重点医療機関として「医療資源を重点的に活用する外来」を地域で基幹的に担う医療機関として認定されております。患者さんがまず地域の「かかりつけ医機能を担う医療機関」を受診し、必要に応じて紹介を受けて当院を受診いただく、そして状態が落ち着いたら逆紹介を受けて地域に戻っていただく病院として認定を受けております。ただ、当院への受診患者さんにとっては紹介状をお持ちでない場合は今まで以上の経済的負担をお願いすることになりますので、是非とも紹介状を持っての受診をお願いいたします。
今後は2040年問題として人口の減少とともに高齢化の進む医療体制への備えが必要となってくるといわれています。病院への受診だけでなく、訪問看護ステーション、訪問リハビリテーションなど患者さんの元へうかがう医療体制を強化してまいります。一般医療(内科、外科)の機能を兼ね備えた、セーフティーネット系医療の一翼を担う兵庫県下の中心的病院として、スタッフを含め働く喜びを実感できる医療機関となることにより、当院を利用されるすべての方々にサイエンス・アート(科学・技と心)の医療を提供してまいります。地域のみなさまに信頼され、期待される兵庫中央病院としてあり続けられますよう、猛暑に代表される気候変動や自然災害、パンデミックはおこるものという認識を持って、対応努力する所存でございます。引き続きよろしくお願いいたします。


令和7年7月  兵庫中央病院 院長 藤原英利

病院長

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