病院の概要

院長ごあいさつ

院長 藤原 英利

 猛暑というのが当たり前になってきた夏を乗り越えたら、2025年も残すところ90日を切ってしまっています、みなさまがたにおかれましてはいかがお過ごしでしょうか。日頃より私ども兵庫中央病院の運営にご協力いただき、ありがとうございます。
 本当に今年は暑い夏で、気象庁はこの夏(6月~8月)は過去30年の平均値より2.36度高く、1898年に統計を取り始めて最も暑かったと発表しています。気温の2度以上というのはとんでもない値で、例えば最低気温でいうなら23度は気持ちよく、25度は寝苦しく、27度はエアコンなしでは眠れないと気温2度の違いはとんでもない差なのです。最高気温も体温越えは当たり前になり、7月30日になんと兵庫県丹波市が41.2度と日本で一番暑い街になりました。しかし残念ながら1週間で群馬県伊勢崎市に41.8度で日本一暑い街の座を譲りました。暑さに伴い蒸発水蒸気量が増加して大雨も多くなり、線状降水帯、ゲリラ豪雨といった言葉も多く耳にいたしました。丘の上にある兵庫中央病院でも7月8日に豪雨のため病院玄関が浸水する騒ぎがあり、テレビのニュースで報道され、ご心配をかけましたことをお詫びいたします。大きな被害もなく診療を続けておりますので、ご安心して来院ください。
 まもなく迎える冬はどうなるのか、温暖化で水蒸気量が多く雪は降れば多い可能性が高いようです。しっかりと心構えをして来る気候変動に対処していきたいものです。
 私ども兵庫中央病院は、国立病院機構発足時よりセーフティーネット系医療(神経・筋難病、筋ジストロフィー、重症心身障がい、結核など一般病院では治療継続が困難な疾患)を中心に医療を提供してまいりました。これらの分野においては専門医療を行う兵庫県下の拠点病院として広く認知され、みなさまがたからの信頼を得ているものと自負しております。一方、認知症センター、消化器センター、糖尿病センターを開設して、一般の方の診断治療にも重点を置いております。
 紹介受診重点医療機関として「医療資源を重点的に活用する外来」を地域で基幹的に担う医療機関として認定されております。患者さんがまず地域の「かかりつけ医機能を担う医療機関」を受診し、必要に応じて紹介を受けて当院を受診いただく、そして状態が落ち着いたら逆紹介を受けて地域に戻っていただく病院として認定を受けております。ただ、当院への受診患者さんにとっては、紹介状をお持ちでない場合は今まで以上の経済的負担をお願いすることになりますので、是非とも紹介状を持っての受診をお願いいたします。
 今後は2040年問題として人口の減少とともに高齢化もすすんでいき、医療体制の備えが必要となってくるといわれています。病院への受診だけでなく、訪問看護ステーション、訪問リハビリテーションなど患者さんの元へうかがう医療体制を強化してまいります。一般医療(内科、外科)の機能を兼ね備えた、セーフティーネット系医療を担う兵庫県下の中心的病院として、スタッフを含め働く喜びを実感できる医療機関となることにより、当院を利用されるすべての方々にサイエンス・アート(科学・技と心)の医療を提供してまいります。地域のみなさまに信頼され、期待される兵庫中央病院としてあり続けられますよう、今年のような猛暑に代表される気候変動や自然災害、パンデミックはおこるものという認識を持って、対応努力する所存でございます。
 引き続きよろしくお願いいたします。


令和7年10月  兵庫中央病院 院長 藤原英利

病院長

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