令和8年新しい年を迎えました。皆様におかれましては穏やかな新年を迎えられたことお慶び申し上げます。
多くの被害があった能登半島地震から2年です。また昨年12月に青森県沖で地震が発生して後発地震注意情報が発せられたのも記憶に新しいところです。青森県での地震は鉄塔が倒れるかもとかなりの規模の地震でしたが、日ごろから地震に対する準備ができていたことで、大きな被害が報告されませんでした。災害に対する準備は本当に大切であることを教えられました。当院でも災害に備えて自家発電装置の強化を行っております。
今年は2月にミラノ・コルティナ冬季オリンピック大会、6月にサッカーワールドカップ カナダ・アメリカ・メキシコ大会が開催されます。日本選手の活躍を楽しみにして、平穏で平和なスポーツを楽しめる1年であることを希望してやみません。
私ども兵庫中央病院は、国立病院機構発足時よりセーフティーネット系医療(神経・筋難病、筋ジストロフィー、重症心身障がい、結核など一般病院では治療継続が困難な疾患)を中心に医療を提供してまいりました。これらの分野においては専門医療を行う兵庫県下の拠点病院として広く認知され、広く信頼を得ているものと自負しております。一方、認知症疾患医療センター、消化器センター、糖尿病センターを開設して、物忘れ外来、肥満外来など一般の方の診断治療にも重点を置いております。兵庫県のがん拠点病院に準ずる病院として、がん診療にも取り組み、脳卒中や大腿骨頸部骨折の地域連携パスなどを通して近隣医療機関との相互連携も確立し、地域医療にも大きく貢献しております。
紹介受診重点医療機関として「医療資源を重点的に活用する外来」を地域で基幹的に担う医療機関として認定されております。患者さんがまず地域の「かかりつけ医機能を担う医療機関」を受診し、必要に応じて紹介を受けて当院を受診いただく、そして状態が落ち着いたら逆紹介を受けて地域に戻っていただく病院として認定を受けております。ただ、当院への受診患者さんにとっては紹介状をお持ちでない場合は経済的負担をお願いすることになりますので、是非とも紹介状を持っての受診をお願いいたします。
今後も当院は、一般医療(内科、外科)の機能を兼ね備えた、セーフティーネット系医療の一翼を担う兵庫県下の中心的病院として邁進し、当院を利用されるすべての方々にサイエンス・アート(科学・技と心)の医療を提供し、地域のみなさまに信頼され、期待される兵庫中央病院としてあり続けられるよう、自然災害やパンデミックは必ずおこるものという認識を持って、対応努力する所存でございます。今年もよろしくお願いいたします。
令和8年1月 兵庫中央病院 院長 藤原英利 |