栄養管理室

栄養管理室では、安心・安全で美味しい食事を患者様に提供するとともに、患者様の栄養状態を良好に保つため、個々の病態に応じた栄養管理の実践に日々努めています。

入院患者様の食事

当院はクックチルシステムを導入した食事の提供を行っています。

クックチルとは、加熱調理した料理を急速冷却し、食事の時間に合わせて再加熱し提供するシステムです。衛生的で安全な食事を適時適温で提供しています。

食事の種類(一般食と治療食)

一般食には、普通食をはじめ、硬い食品の使用を控えた軟菜食や、飲み込みの悪い方に配慮した嚥下食、重症心身障害児(者)を対象とした重心食、食欲不振時に対応した味覚食などがあります。

治療食には、糖尿病食、糖尿腎症食、脂質異常症食、腎臓病食、心臓病食などがあり、患者様個々の病態に応じた食事を提供しています。

食事の選択

普通食を召し上がられる患者様は、昼食・夕食を2種類のメニューから選択することができます。

また、朝食の主食はパン又はお粥を選択することができます(治療食も同様)。

ある日の昼食選択メニュー
A食 B食
A食 B食
  • 米飯
  • シルバーの胡麻焼き
    付け合せ きのこソテー
  • 揚げ茄子の煮物
  • 白菜のお浸し
  • 果物(パイナップル)
  • ラーメン
  • 揚げ茄子のお浸し
  • 白菜のお浸し
  • 果物(パイナップル)
嚥下食のご紹介

当院の嚥下食は、日本摂食嚥下リハビリテーション学会 嚥下調整食分類2013に準じて平成29年10月にリニューアルしました。患者様の嚥下機能に応じた食事の提供を行っています。

また、嚥下食についての栄養食事指導も行っていますので、ご家族様でもお困りのことがありましたら栄養士までご相談下さい。

嚥下ゼリー食 嚥下ペースト食
嚥下ゼリー食 嚥下ペースト食

ゼリー形態に調整した食事です。

ペースト状の喉越しの良い食事です。

嚥下キザトロ食 嚥下ソフト食
嚥下キザトロ食 嚥下ソフト食

軟らかく調理した食事を細かく刻み、とろみ餡を混ぜ込んだ食事です。

食材の形は残しつつ、歯茎でつぶせる軟らかさの食事です。

参照:宝塚・三田食形態検討会 嚥下食一覧表(別紙PDF)

行事食と重心弁当のご紹介
行事食

当院では、月に1~2回、季節に合わせた行事食を提供しています。

入院中でも季節の変化を感じていただき、入院生活を少しでも快適に過ごしていただけるよう努めています。

 

実施予定日

献立内容(一部)

4月

昭和の日

豆ご飯

5月

こどもの日

デザートの提供

6月

夏至

変わりごはん

7月

七夕

そうめん・スイカ

8月

山の日

夏野菜カレー

9月

敬老の日・お月見

変りご飯・デザート

10月

ハロウィン

カボチャを使ったデザート

11月

勤労感謝の日

栗ごはん

12月

冬至・クリスマス・大晦日

カボチャ・クリスマスメニュー・年越しそば

1月

お正月・七草

おせち・七草がゆ

2月

節分

お寿司・福豆

3月

ひな祭り

ひな祭りメニュー・デザート

重心弁当

当院では、重度の肢体不自由や知的障害を持った患者様が入院されています。

長期間の入院生活の中で、普段の食事とは異なる雰囲気を楽しんでいただくため、病棟の行事に合わせて毎月重心食のお弁当を提供しています。一口大(1.5cm角程度)、粗刻み(1cm角程度)、刻み(1~2mm角程度)等、患者様個々に合わせた形態調整にも対応しています。

2月:鬼たいじ弁当(一口大) 5月:晴れるといいな弁当(粗刻み)
鬼たいじ弁当 晴れるといいな弁当
10月:ハロウィン弁当(刻み)
ハロウィン弁当

栄養士、調理師が食事時間にお伺いし、患者さまのご意見を聞かせていただき食事内容の改善に努めています。

栄養食事指導

個人栄養食事指導

糖尿病、心臓病、高血圧症、脂質異常症、嚥下障害などの疾患に対し、医師の指示のもと、患者様の生活習慣や食習慣に合わせた食事療法の提案を行っています。フードモデルや資料などを使用し、何をどのくらい食べたら良いか、調理の工夫など具体的な内容についてお話ししています。

また、医師、看護師、栄養士からなる透析予防チームによるそれぞれの専門分野の重点指導や、持続血糖モニタリング(リブレ)にオリジナルの食事記録と行動記録を用い、血糖値の推移と食事・活動内容を合わせて評価を行う栄養食事指導も実施しています。

栄養食事指導は予約制となっていますが、随時指導を受けることも可能ですのでご相談下さい。

<実施日時>

外来:月~金曜日  9:00~
入院:月~金曜日 12:00~ 
(午前中の栄養食事指導も可能です)

<実施場所>

外来:外来栄養相談室(外来22番)

入院:病棟及び外来栄養相談室(外来22番)

▶体組成分析

外来栄養食事指導では体組成分析装置(InBody)を使用し、現在の筋肉量や体脂肪量の測定を行い、食事習慣や生活習慣の見直しに活用しています。

継続的に測定することにより、身体の変化を経過的に観察することができるため、食事療法や運動療法に対するモチベーションの維持に役立てられます。

※注意:ペースメーカーを装着されている方や妊娠されている方は測定ができません。

裸足で測定を行うため、着脱しやすい靴下でお越し下さい。

集団指導栄養教室

当院では、健康教室と糖尿病教室を開催しています。

健康教室では糖尿病を中心とした生活習慣病についての講義を行っており、開催内容により医師・看護師・薬剤師・栄養士・理学療法士・検査技師等がお話しをしています。

参照:兵庫中央病院 2019年度健康教室(別紙PDF)

糖尿病教室は入院患者様を対象とし、基本的な食事療法について栄養士が説明を行っています。入院中の食事を参考とし自宅でも食事療法が続けられるようお話をしています。

<実施日時>

 健康教室:毎月第3金曜日 13:30~14:50

 糖尿病教室(入院):毎週水曜日 15:00~15:40

<開催場所>

 健康教室:中央診療棟 3階 会議室

 糖尿病教室(入院):南4病棟

 

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