病院の沿革

昭和１３年創設の国立兵庫療養所と昭和１６年創設の国立療養所春霞園（しゅんかえん）が昭和４３年に統合され、国立療養所兵庫中央病院となり、平成１６年４月から独立行政法人国立病院機構兵庫中央病院となった。当時は結核を主に１３８０床で運営されていたが、結核患者数の減少とともに一般内科（消化器・糖尿・代謝）、消化器外科・呼吸器外科、神経・筋難病、慢性呼吸不全、整形外科などに重点を置くようになった。

環境

大阪からはＪＲで４０分または神戸からは神戸電鉄で４０－５０分、いずれもＪＲ三田駅または神鉄三田駅で下車し、神姫バスに乗り換え約８分の距離にある。車では大阪から中国縦貫道経由、神戸から阪神高速北神戸線経由でいずれも１時間以内。官舎を完備しており病院は市街地を離れた閑静な所にある。また、院内保育所も完備している。

病床数・医師数

収容可能５００床（神経・筋１５０、筋萎縮症（筋ジストロフィー）１００床、重症心身障害児・者５０床、結核５０床、慢性呼吸不全５０床，一般内科・外科・整形外科１５０床）計１０病棟。
診療科・医師数；病院長１名（内科）、副院長２名（消化器外科、内科）、内科（一般・糖代謝・消化器・循環器）医員７名、脳神経内科医員１１名、呼吸器内科医員１名、消化器外科医員２名・呼吸器外科医員１名、整形外科医員２名、歯科医員１名 計２８名、その他に耳鼻科、眼科、皮膚科、神経病理は神戸大などから非常勤医師が来ている。現在放射線科は欠員。

診療内容

兵庫県の拠点専門病院として神経・筋難病、結核、筋ジストロフィーなどを担当している。また、地域医療にも重点を置いており、近隣の病院と診療連携をとりながら一般医療を行っている。救急告知病院ではないため、各科とも比較的ゆっくり考えながら診療に取り組める。
１） 神経・筋疾患；特定疾患指定の神経難病から筋疾患・末梢神経障害・脳血管障害まで神経内科全般を扱っている。ＭＲＩ・ＳＰＥＣＴ・各種電気生理検査機器などによる検査、遺伝子解析、筋・末梢神経生検や血漿交換療法なども行っている。
２） 筋萎縮性疾患；筋ジストロフィーなどの筋萎縮性疾患患者が兵庫及び他府県から入院している。
３） 重症心身障害；脳機能障害を持った小児から成人まで療養している。
４） 結核・呼吸不全；県下の結核拠点病院とされ、多剤耐性結核治療のための陰圧病棟を含め１病棟で結核治療を行っている。加えて他に慢性呼吸不全用に１病棟を使用して 肺癌・喘息やその他の各種肺疾患も診療しており、呼吸器専門医療施設として地域の中心的役割を果たしている。
５） 一般医療；近隣の病院と協力し，機能補完しつつ市外域に及ぶ地域医療を進めている。内科では糖尿病・肝臓疾患・消化器疾患・骨粗鬆症などの分野に優れ、消化器外科・胸部外科では肺癌などの胸部疾患の外科的治療及び消化器系癌の紹介が多い。整形外科では脊椎疾患・関節症の診療をおこなっている。放射線科では診断と共に血管カテーテルを使った治療も行っている。各学会の認定施設となっている。

募集要項

医員（常勤職員）

問い合わせ先

• 兵庫中央病院 管理課採用担当
• TEL ０７９－５６３－２１２１
• M a i l 415-Jinji@mail.hosp.go.jp